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FMEAFailure Mode and Effect Analysis


(目次)

 1. FMEAとはは
 2. FMEAの実施手順
 3. FMEAにおける影響評価基準の例
 4. 信頼性ブロック図
 5. FMEAの例

1. FMEAとは

01 FMEAとは

(解説)
 1.FMEAについて、説明して行きます。
 2.FMEA(Failure Mode and Effect Analysis)は、
  設計の不完全や潜在的な欠点を見つける為の手法
  です。
 3.構成要素の故障モードが、上位アイテムにどの様な
  影響を与えるかを調べます。
 4.FMEAは、大きくは2段階に分かれます。
  ・段階1: 故障、エラー、不具合の洗い出し。
  ・段階2: 上記の影響を調査し、対策する。



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2. FMEAの実施手順

02 FMEAの実施手順

(解説)
 1.FMEAの実施手順について、説明して行きます。
 2.FMEAの実施手順は、下記11段階となります。
  ・FMEAの準備(信頼性ブロック図など)
  ・FMEA対策部位の選定
  ・要求される機能の記述
  ・故障モードの記述
  ・故障原因の記述





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・故障の影響の厳しさの記述と重要度評価(故障解析)
 RPN(Risk Priority Number, 危険優先数)
 RPN=(影響度)×(発生頻度)×(検知難易度)
・対策事項、勧告、是正処置の検討と記述
・対策、是正処置の実施: 5W1Hを明確にする。
・是正後の重要度評価
・重要故障モードの情報共有と2次FMEA実施: 状況マップを作成する。
・実績に基づくFMEAの仕組みへのアクション。


3. FMEAにおける影響評価基準の例

03 FMEAにおける影響評価基準の例

(解説)
 1.FMEAにおける影響評価基準の例について、
  説明して行きます。
 2.FMEAでは、影響評価基準を決める事が重要と
  なります。
 3.影響評価基準は、影響度、発生頻度、検出難易度の
  3つを数値化します。






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4.影響度
 ・人身事故>重大物損事故>中度物損事故>軽度物損事故等の順番で、点数付けを行います。
5.発生頻度
 ・1回/日>1回/週>1回/月>1回/年等の順番で、点数付けを行います。
6.検出難易度
 ・社外>出荷検査>工程内検査>作業時等の順番で、点数付けを行います。


4. 信頼性ブロック図

04 信頼性ブロック図

(解説)
 1.信頼性ブロック図について、説明して行きます。
 2.FMEAを実施する場合は、始めに信頼性ブロック
  図を作成します。
 3.信頼性ブロック図は、システムの信頼性を図に表し
  たものです。
 4.左図の例は、ブレーキシステムの信頼性ブロック図
  です。





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5.信頼性ブロックを参考にして、システムへ影響を大きいと考えられる名称を選びます。
 ・ワイヤ(動線)
 ・止めねじ
 ・ブレーキシュー
6.名称の選定では、過去苦情などの固有技術が重要となります。


5. FMEAの例

05 FMEAの例

(解説)
 1.FMEAの例について、説明して行きます。
 2.左図の様に、9項目の表を作成します。
  ・名称
  ・機能
  ・故障モード
  ・システムへの影響
  ・故障の原因
  ・評価(影響度、発生頻度、検出難易度)
  ・RPN
  ・対策


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 ・担当責任部署
3.RPNが大きい名称から、対策を検討すると良いでしょう。


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