(解説)
1.BCPについて、説明して行きます。
2.BCPは、Business Continuity Planningの
頭文字で、事業継続計画となります。
3.BCPの目的は、災害等の被害を最小限に抑え、事業
の早期復旧を図る事です。
4.BCPは、下記の4段階で進めます。
・BCP策定の目標設定
・重要な業務とリスクの洗い出し
・リスクに優先順位を付ける
・実現可能な具体策を決める
(解説)
1.BCP策定の目標設定について、説明して行きます。
2.BCP策定の目標設定は、以下の例が有ります。
・供給責任を果たす。
・従業員の命を守る。
・周辺地域への悪影響を減らす。
3.以降は、「供給責任を果たす」で記載して行きます。
(解説)
1.重要な業務とリスクの洗い出しについて、説明して
いきます。
2.事例として、「供給責任を果たす」を解説します。
3.以下の2つを洗い出します。
・重要な業務: 原材料の配合
・リスク : 原材料が無いと、配合できない
配合できないと、製品ができない
4.この時、4Mの観点から考えると良いでしょう。
・作業者 (Man)
・機械、設備(Machine)
・原料、材料(Material)
・作業方法 (Method)
(解説)
1.リスクに優先順位を付けるについて、説明して行き
ます。
2.リスクが複数ある場合は、リスクに優先順位を付け
ます。
・リスクA ・・・ 2位
・リスクB ・・・ 1位
・リスクC ・・・ 3位
3.上記の場合、リスクBから検討します。
(解説)
1.実現可能な具体策を決めるについて、説明して行き
ます。
2.具体策は、幾つか考えて置くと良いでしょう。
3.具体策1
・原料の購入を、1社購買から複数社購買にする。
・この場合はコストダウンになる可能性があります。
・半面、管理の手間が2倍となります。
・また、原料の品質が完全に同じ事は無いので、製品
の品質への影響を確認する必要が有ります。
4.具体策2
・原材料の在庫を、入荷再開までの期間まで持つ。(例、1ヶ月)
・この場合はコストアップになる可能性が有ります。
・また、入荷再開までの期間の見通しは難しいです。