(解説)
1.代表値とは、データを代表する値です。
2.代表値には、平均値、中央値、最頻値などがあり
ます。
3.正規分布では平均値、中央値、最頻値は同じ値に
なりますが、その他の分布では異なる場合があり
ます。
4.データを代表する値として、どの値を使用するかは
十分検討しなければなりません。
(解説)
1.平均値には算術平均、幾何平均、調和平均があり
ますが、ここでは算術平均について説明して行き
ます。
2.平均値は最も一般的な代表値で、多くの統計資料で
使用されています。
3.全データを合計し、全データ数で割ることで求めら
れます。
4.エクセル関数: =AVERAGE(A1:A100)
5.平均値は極端な値の影響を強く受ける欠点があり
ます。
(解説)
1.中央値は中位数、メジアンとも言われます。
ここでは中央値と表記して行きます。
2.中央値を使用すると、極端な値を含んだ分布で
データの特性を掴み易くなります。
3.全データを小さい順に並べ、真ん中に来る値を求め
ます。偶数では真ん中2つの値の平均値です。
4.エクセル関数: =MEDIAN(A1:A100)
5.所得水準等の場合は、平均値より中央値の方が
社会実勢に近い場合が多いです。
(解説)
1.最頻値はモードとも言われます。ここでは最頻値と
表記して行きます。
2.最頻値を使用すると、最も出現率が高い値が把握
できます。
3.全データの出現率を調べ、最も出現率が高い値から
求められます。
4.エクセル関数: =MODE(A1:A100)
5.最も出現率が高い値が複数あると、最頻値を一つに
決められない欠点があります。