(解説)
1.日本の品質管理は、第二次世界大戦後の復興から
再出発しました。
2.GHQが日本の産業を回復させる為に、品質向上
プログラムを導入しました。
3.日本科学技術連盟や日本規格協会の設立も行われ
ました。
(解説)
1.デミング博士やジュラン博士が来日し、統計的
品質管理を普及しました。
2.品質管理の栄誉有る賞として、デミング賞が創設
されました。
3.企業では、品質管理の組織的運営が始まりました。
4.「品質は検査に頼らず、工程で作り込む」の思想が
浸透して行きました。
(解説)
1.QCサークルによるQC活動が開始されました。
2.品質意識の向上を図るため、品質月間が創設され
ました。
3.QCサークル大会が開催され、QC活動がより
拡大して行きました。
4.経済面ではGNPが、アメリカに次いで世界第二位
となりました。
5.TQC(全社的品質管理)が広がって行きました。
(解説)
1.経済面では、日本の高度成長期が終わりました。
2.製品を製造して供給するのみでは無く、製造物
責任(PL)が問われる様になりました。
3.この時期から、品質保証や信頼性に大きな関心が
寄せられる様になりました。
4.円高不況により、産業が停滞しました。
5.品質管理の導入で、企業体質を改善しようとする
試みが始まりました。
(解説)
1.品質管理が一企業では無く、企業グループのTQC
へと変化して行きました。
2.アメリカが日本の品質管理を賞賛する様になり
ました。
3.この時期は、日本の品質競争力が高かったです。
4.輸出拡大による貿易摩擦の問題から、海外生産に
よる国際分業が進みました。
(解説)
1.品質管理の国際規格であるISO9000が制定
されました。
2.第三者認証制が発足し、品質管理のレベル向上に
進んで行きました。
3.また、品質保証体制の見直しが行われた時期でも
有ります。
4.経済面ではバブル経済が破綻し、長期低迷の時代に
入って行きました。
5.品質関係では、TQCからTQMへ名称が変更され
ました。
(解説)
1.この時期は、グローバル化が叫ばれました。
2.中国、ASEAN諸国が台頭し、日本の製造業が
苦しい状況に追い込まれました。
3.ものづくりの復活が唱え始められました。
4.経済面では、日本的経営の見直しが行われました。
5.IT技術が発展し、インターネットの普及、パソ
コンの高性能化や低価格化が進みました。