(解説)
1.4M変更管理について、説明して行きます。
2.製造工程に関わる条件変更は、4Mで分類すると
分かり易いです。
3.この4Mの分類は、以下の通りです。
・作業者…………Man
・機械・設備……Machine
・原料・材料……Material
・作業方法………Method
4.製造工程での4Mは、製品特性の影響を与える重要
な要因となります。
(解説)
1.作業者について、説明して行きます。
2.ここでの作業者は、製造工程での作業者に限定した
ものではなく、品質の関わる全ての人の意味です。
3.作業者の変更には、下記が有ります。
・製造工程の作業者
・出荷検査の検査者
・製品設計の設計者
・品質管理の責任者
4.作業者が変更になると、判断基準が変わってしまう
事が有りますので、十分な引き継ぎが必要です。
(解説)
1.機械・設備について、説明して行きます。
2.機械・設備は、製品特性に大きな影響を与えるので
慎重な変更が求められます。
3.機械・設備の変更には、下記が有ります。
・新規(新しく機械を設置する場合)
・更新(既存の機械を新しい同型にする場合)
・改造(既存の機械を一部変更する場合)
・修理(既存の機械を治す場合)
4.上記の変更の場合、製品特性が変わる可能性が有り
ますので、有意差検定等で確認が必要となります。
(解説)
1.原料・材料について、説明して行きます。
2.原料・材料は、製品特性に大きな影響を与えるので
慎重な変更が求められます。
3.原料・材料の変更には、下記が有ります。
・新規原料の採用。
・既存原料の銘柄変更(供給者が変わる)。
・既存原料のグレード変更(供給者は同じ)。
・既存原料の配合比率を変更。
4.上記の変更の場合、製品特性が変わる可能性が有り
ますので、有意差検定等で確認が必要となります。
(解説)
1.作業方法について、説明して行きます。
2.ここでの作業方法は、作業手順に限定したものでは
なく、品質の関わる全ての方法の意味です。
3.作業方法の変更には、下記が有ります。
・作業手順の変更
・製造条件の変更
・設備管理方法の変更
4.上記の変更の場合、関連する品質文書を改訂して、
関係者全員に教育する必要が有ります。また、教育
の有効性を確認する事も重要となります。