(解説)
1.層別とはデータを要因毎に分けることです。
2.一見関連性がないデータでも、層別を行うと
関連性が出てくる場合があります。
3.要因には5M1Eがあり、これを参考にして
層別を行うと良いでしょう。
4.具体的には、作業者、機械・設備、原料・材料、
作業方法、測定、環境などで層別します。
5.ヒストグラムや散布図で層別を実施すると、
貴重な情報が得られる場合があります。
(解説)
1.ヒストグラムで層別する例を説明します。
2.製造工程で2台の機械を使用していた場合、
全てのデータでヒストグラムを作成すると
二山型になる場合があります。
3.二山型のヒストグラムでは工程能力指数が
悪い場合が多く、改善対策の検討が困難です。
4.データを機械別に分け層別したヒストグラム
を作成すると、問題点が明確になります。
(解説)
1.散布図で層別する例を説明します。
2.製造工程で2銘柄の原料を使用していた場合、
全てのデータで散布図を作成すると相関係数や
寄与率が低くなる場合があります。
3.相関係数や寄与率が低い場合は因果関係が明確
でなく、改善対策の検討が困難です。
4.データを銘柄別に分け層別した散布図を作成
すると、因果関係が明確になります。