(解説)
1.分散の加法性について、説明して行きます。
2.バラツキの指標として、分散が有ります。
3.分散は加法性が成り立ち、足し算が可能です。
4.部品1と部品2を組み合わせて製品を作る場合、
製品の分散は部品1の分散と部品2の分散の合計
となります。
5.バラツキを計算するとき、加法性が成り立つと
計算が容易になります。
(解説)
1.部品1と部品2の組み合わせについて、説明して
行きます。
2.部品1と部品2を組み合わせて、製品を作ります。
3.作り方は、左図の様に繋げる方法です。
4.それぞれの寸法は、以下の通りです。
部品1: 寸法X1
部品2: 寸法X2
製品 : 寸法Y
5.寸法の関係は、次の様になります。
Y=X1+X2
(解説)
1.平均値と分散について、説明して行きます。
2.平均値は加法性が成り立ち、下式となります。
Y=X1+X2
3.分散は加法性が成り立ち、下式となります。
σY2=σX12+σX22
4.ここで注意して欲しいのは、標準偏差は加法性が
成り立たない事です。
σY≠σX1+σX2
(解説)
1.分散と標準偏差の関係について、説明して行き
ます。
2.バラツキの指標として、下記の2つが有ります。
この2つの内、標準偏差の方が有名でしょうか。
分散 : σY2
標準偏差: σY
3.分散と標準偏差は、次の様な関係が有ります。
σY=sqrt(σY2)
(解説)
1.標準偏差から計算する方法について、説明して
行きます。
2.部品1の標準偏差と部品2の標準偏差が判明して
いる場合、製品の標準偏差が計算出来ます。
3.部品の標準偏差を以下とします。
部品1: σX1
部品2: σX2
4.この時、製品の標準偏差は、下記の通りです。
製品 : σY=sqrt(σX12+σX22)