(解説)
1.代表的な統計的検定は、u検定、t検定、F検定、
カイ2乗検定の4種類が有ります。
2.検定する目的で方法が異なるます。
・対象の母数は何か?(μ、σ2)
・群の数は幾つか? (1つ、2つ)
・群の分散は? (既知、未知)
3.t検定は、平均値の検定です。平均値の分布が
t分布に従う事を利用します。
(解説)
1.一群の平均値について、説明して行きます。
2.1つ母集団のσ2が未知で、平均値の変化について
検定する方法です。
スチューデント(Student)のt検定を使用
します。
3.具体的事例は、下記の通りです。
・製品の寸法の平均値は変わったか?
・製品の寸法の平均値は大きくなったか?
・製品の寸法の平均値は小さくなったか?
(解説)
1.二群の平均値の差(等分散)について、説明して
行きます。
2.2つ母集団のσ2が未知で、平均値の差について
検定する方法です。
スチューデント(Student)のt検定を使用
します。
3.具体的事例は、下記の通りです。
・製品1と製品2の寸法の平均値は異なるのか?
・製品1は製品2より寸法の平均値が大きいのか?
・製品1は製品2より寸法の平均値が小さいのか?
(解説)
1.二群の平均値の差(非等分散)について、説明して
行きます。
2.2つ母集団のσ2が未知で、平均値の差について
検定する方法です。
ウェルチ(Welch)のt検定を使用します。
3.具体的事例は、下記の通りです。
・製品1と製品2の寸法の平均値は異なるのか?
・製品1は製品2より寸法の平均値が大きいのか?
・製品1は製品2より寸法の平均値が小さいのか?
(解説)
1.二群の平均値の差(対応あり)について、説明して
行きます。
2.2つ母集団のσ2が未知で、平均値の差について
検定する方法です。
スチューデント(Student)のt検定を使用
します。
3.具体的事例は、下記の通りです。
・処理前と処理後の寸法の平均値は異なるのか?
・処理前は処理後より寸法の平均値が大きいのか?
・処理前は処理後より寸法の平均値が小さいのか?
(解説)
1.検定方法と棄却域について、説明して行きます。
2.検定方法によって、確率の場所が異なります。
3.以下、有意水準α=0.05(危険率5%)で
記載します。
・両側検定: 上側α=2.5%
下側α=2.5%
両側α=5.0%(合計)
・上側検定: 上側α=5.0%
・下側検定: 下側α=5.0%