(解説)
1.直積実験について、説明して行きます。
2.直積実験は、要因実験や直交表を用いた実験で、
外割付けを行う実験です。
3.直積実験を行う理由は、下記の2つが有ります。
・水準を固定しにくい因子が有る場合。
・ある因子群と、他の因子群の間の交互作用を調べ
たい場合。
4.また、品質工学でも直積実験が使用されます。
(解説)
1.外側の実験の実験順序について、説明します。
2.内側の実験は、通常の直交実験と同じで、順番を
ランダムにします。
3.外側の実験は、可能であれば、順番をランダムに
します。
4.しかし現実的には、外側の実験は順番に実験する事
が多いと思います。
(解説)
1.多段分割型の直積実験について、説明します。
2.誤差因子を外割付けとした例を記載します。
3.左表は、流量計の実験例です。
・要因A: 液温
・要因B: 軸受の種類
・要因C: 計量部トルク
・要因D: 口径
・誤差因子E: 流量
4.この実験の目的は、流量が変化しても、計量誤差が
小さい条件を見つける事です。
(解説)
1.2方向分割型の直積実験について、説明します。
2.2因子以上の実験が外側に組まれている場合は、
それらの因子で分割すれば、外側に関する実験が
簡単になることが多い。
3.左表は、配合工程と加工工程を合わせた実験例。
・要因A〜C: 配合工程の因子
・要因D〜E: 加工工程の因子
4.上記の様に因子を組合わせれば、内側割付け、外側
割付けが明確になります。