(解説)
1.L8実験計画(n≧2)について、説明して行き
ます。
2.L8実験計画(n≧2)は、以下の特徴が有り
ます。
・目的 : スクリーニング実験
・実験数: 8回×連続n個
・因子 : 最大4因子
・水準 : 2水準
・割付け: 線点図を使用
(解説)
1.直交表への割付けについて、説明して行きます。
2.因子と水準は、左表1の設定とします。
・因子: 4因子(A〜D)
・水準: 2水準
3.交互作用を考慮するので、A〜Dの4因子を線点図
で1、2、4、7列に割り付けます。
4.L8の線点図は2つ有りますが、この内の1つを
選びます。
5.左図1の様に、割付けを行います。
・1列: A
・2列: B
・3列: A×B
・4列: C
・5列: A×C
・6列: e
・7列: D
(解説)
1.実験の実施について、説明して行きます。
2.左表2に様に実験計画を作成し、実験を実施し
ます。
3.実験の順序は、ランダムに行います。
4.得られた結果を、右列のデータに記載します。
5.本例では同一条件でデータを2個連続で採取する
ので、完全ランダムでは有りません。
(解説)
1.各水準毎の和を算出について、説明して行きます。
2.左表3の様に、下記の項目を算出します。
・第1水準の和T1
・第2水準の和T2
・総計T
・(T1−T2)2/N
(解説)
1.各項目の計算について、説明して行きます。
2.計算する項目を以下に記します。
・修正項 : CT=T2/N=
・総変動 : ST=
・要因変動: SA=
・要因変動: SB=
・要因変動: SC=
・要因変動: SD=
・要因変動: SA×B=
・要因変動: SA×C=
(解説)
1.分散分析表の作成について、説明して行きます。
2.左表4の様に、分散分析表を作成します。
3.横の項目
・要因
・平方和S
・自由度f
・分散V
・F0
・p値
・寄与率ρ
(解説)
1.最適条件の選定と推定について、説明します。
2.最適条件の選定
・左図2の様に、要因効果図を作成します。
・A2、B2、C2が最適条件と分かります。
・Dは効果が小さいので、除外します。
3.最適条件の推定
・下記の計算式で、推定します。
・μ(A2B2C2)=A2+B2+C2−2T=
・ここで、Tは総平均を意味します。