(解説)
1.分割実験について、説明して行きます。
2.実験計画法では、実験順序をランダムにする事が
大原則です。
3.しかし、因子の条件を度々変えるのが技術的、経済
的に困難な場合が有ります。
4.上記の場合は、一定の条件で纏める分割実験が有用
です。
(解説)
1.分割実験の例について、説明して行きます。
2.左図は、二元配置実験全体を反復した分割実験の例
です。
3.実験の構成は、以下の通りです。
・反復 : R1、R2
・因子A: A1、A2
・因子B: B1、B2、B3
4.水準の変更が困難な因子(ここでは、因子A)の
水準を固定し、その他の因子(ここでは、因子B)
の水準をランダムに変更して実験します。
(解説)
1.実験結果の再現性について、説明して行きます。
2.水準の変更が困難な因子(上記の因子A)の水準を
固定して実験を行うと、幾つかの誤差が出ます。
3.品質特性のバラツキ
・実験結果の再現性を高める為には、意図した変更
をしない主要条件(5M1E)は一定にする必要
が有ります。
・しかし品質特性のバラツキは、主要条件(5M
1E)を一定にした場合でも、避けられない
バラツキを含みます。
(解説)
1.実験単位と実験誤差について、説明して行きます。
2.実験単位
・ある因子の水準を固定した実験の纏まりです。
・左図では、A1固定、A2固定の2つが実験単位
です。
3.i次誤差
・左図で、A1B1で実験を繰返した時の誤差は、
2次誤差(因子A+因子B)となります。