(解説)
1.実験計画法と固有技術について、説明します。
2.研究開発を行う企業では、役に立つ実験が非常に
重要となります。
3.闇雲に実験を行っても、経営資源を浪費するだけ
です。
4.役に立つ実験を行うには、下記の2つが必要です。
・実験計画法(合理的に実験を行う手法)
・固有技術 (企業が所有している経験や知識)
5.実験計画法、固有技術は車の両輪と同じで、何方も
必要です。
(解説)
1.固有技術の必要性について、説明して行きます。
2.固有技術は、企業が所有している経験や知識です。
3.具体例は、以下の通りです。
・どの因子をどの水準にすれば、特性値がどうなる
かを把握している。
4.実験を行う時、因子と水準を決めるのが難しい場合
が有ります。
5.因子と水準を決めるには、経験や知識などの固有
技術が必要です。
(解説)
1.交互作用の把握について、説明して行きます。
2.実験を行う時、交互作用の把握が重要となります。
3.交互作用とは、因子の効果が他の因子の水準で変化
する事です。
4.左図に交互作用のグラフを載せました。
・図−1 交互作用なし
・図−2 交互作用あり
5.図−1は2つの線が並行ですが、図−2は2つの
線が交差しています。
6.交互作用の把握が、役に立つ実験に必要です。
(解説)
1.技術レベルの向上について、説明して行きます。
2.色々と試行錯誤を行い、技術レベルを向上させる事
が重要です。
3.技術レベルを向上せる方法は、下記の通りです。
・特性要因図を活用する。
・要因を探す実験を行う。
・仮説を検証する実験を行う。
・因果関係を解明する。
・原因の種類、バラツキ、平均値を把握する。
4.上記をバランス良く実施する必要があります。