(解説)
1.信頼性工学の起源について、説明して行きます。
2.信頼性工学の起源には諸説が有りますが、第2次
世界大戦からと言う説が多いです。
3.以下の4つが、信頼性工学の起源と思われます。
・信頼性工学は、第2次世界大戦中に米国が対日戦
で使用していた航空機の真空管の故障解析から
始まった。
・MIT研究所で各種の研究、改善が行われ高信頼管(reliable tube)が製作されその
呼び名からreliability(信頼性)が生まれた。
・ドイツではV−1ロケットの開発を担当していたRobert Lusserよりロケットの信頼度
を上げる為の研究がなされ、それが後に米国のアポロ計画を成功に導き、人類を月まで到達させた。
・日本においても1960年代後半からJRの新幹線、電電公社の自動交換機などで導入され1970
年代からは自動車、電気製品をはじめ交換機などで導入され1970年代からは自動車、電気製品を
はじめとする一般商品にまで信頼性の対象が広がり実用化されていった。
(解説)
1.信頼性工学の年表について、説明して行きます。
2.信頼性工学の年表は、以下の通りです。
・1952年 アメリカ国防省のAGREEが研究開始。
・1954年 信頼性のシンポジウムがニューヨークで開催。
・1955年 日科技連に信頼性研究委員会が設立。
・1957年 信頼性の基礎、AGREEが報告書を提出。
・1962年 電子工学の信頼性シンポ、シカゴで開催。
・1965年 IECに信頼性、保全性の技術委員会。
・1966年 自動車のリコール制度の制定(米国)。
・1969年 JIS C5003、電子部品の故障率試験法。
・1970年 JIS Z8115、信頼性用語制定。
・1995年 日本で製造物責任法(PL法)の制定。
品質管理ソフトは、下記をクリックして下さい。
本館:エクセル将棋館(品質管理ソフト)