(解説)
1.偶然原因と異常原因について、説明して行きます。
2.バラツキの種類には、偶然原因によるバラツキと
異常原因によるバラツキが有ります。
3.偶然原因によるバラツキ
・原因を調べても意味がない。
・製造工程で対応の必要無し。
4.異常原因によるバラツキ
・何らかの原因によるバラツキ
・製造工程で対応の必要有り。
(解説)
1.偶然原因(分布は正常)について、説明して行きます。
2.製造工程が正常の場合でも、製品特性には必ずバラツキ
が有ります。
3.このバラツキは、製品特性が正規分布している為です。
4.左記の分布では、下記の様になります。
・平均値 : 100
・標準偏差: 3
・平均+3σ: 109
・平均−3σ: 91
(解説)
1.異常原因(平均値が変化)について、説明して行き
ます。
2.製造工程で異常が有り、製品特性の平均値が変化する
場合が有ります。
3.これは製品特性の分布が左右にシフトする為です。
4.左記の分布では、平均値が100→105となります。
・平均値 : 105
・標準偏差: 3
・平均+3σ: 114
・平均−3σ: 96
(解説)
1.異常原因(標準偏差が変化)について、説明して行き
ます。
2.製造工程で異常が有り、製品特性の標準偏差が変化する
場合が有ります。
3.これは製品特性の分布の幅が伸縮する為です。
4.左記の分布では、標準偏差が3→5となります。
・平均値 : 100
・標準偏差: 5
・平均+3σ: 115
・平均−3σ: 85
(解説)
1.管理図との関係(Xbar管理図)について、説明して
行きます。
2.異常原因(平均値が変化)は、Xbar管理図で知る
事が可能です。
3.Xbar管理図で異常が有った場合は、何らかの異常
原因により平均値が変化した時です。
4.Xbar管理図の異常は、8つの異常判定ルールで
判定します。
(解説)
1.管理図との関係(R管理図)について、説明して行き
ます。
2.異常原因(標準偏差が変化)は、R管理図で知る事が
可能です。
3.R管理図で異常が有った場合は、何らかの異常原因に
より標準偏差が変化した時です。
4.R管理の異常は、UCL(上方管理限界)及びLCL
(下方管理限界)で判断します。