(解説)
1.不適合品管理について、説明して行きます。
2.不適合品管理は、不適合品の使用禁止、次工程への
流出防止を目的とします。
3.不適合品管理の対象は、原料、中間品、製品、顧客
からの苦情となります。
4.不適合品管理を明確にするため、文書化された手順書
が必要です。
5.不適合品が発生するのを完全に防ぐ事は難しいですが
、再発を防止する事が大切です。
(解説)
1.不適合品管理の責任と権限について、説明します。
2.不適合品管理には、文書化された手順書が必要です。
3.この手順書には、不適合品管理の責任と権限を記載
します。
4.左表の様に、下記項目を決めます。
・適用範囲: 原料、中間品、製品、顧客からの苦情
・役職 : 部長、課長、係長
・権限 : 承認、審査、起案
5.責任と権限は、何事を決めるにも必要となります。
(解説)
1.不適合品管理の識別、隔離について、説明します。
2.不適合品管理の識別、隔離は、不適合品の使用禁止、
次工程への流出防止が目的です。
3.不適合品管理の識別、隔離の手順は以下の通りです。
・第一段階: 識別(例、赤紙等を貼る)
・第二段階: 隔離(例、不適合品置き場に移動)
・直ぐに隔離できる場合は、隔離してから識別しても
良いです。
4.不適合品管理の識別、隔離は、品質管理の基本なので
確実に実行しましょう。
(解説)
1.不適合品管理の現品処置について、説明します。
2.不適合品管理の現品処置は、以下の4つが有ります。
・廃棄 : 廃棄物として捨てる事。
・工程戻し: 前工程に戻す事。
(一般的には、原料として戻す)
・手直し : 再加工等を行う事。
(例えば、研磨等による寸法の修正)
・特別採用: 顧客の了承を得て販売する事。
3.不適合品管理の現品処置を行わないと、誤使用や流出
の原因になります。
(解説)
1.不適合品管理の是正処置について、説明します。
2.不適合品管理の是正処置は、以下の5項目です。
・不適合品の内容確認
・推定原因、応急処置
・不適合品の現品処置
・不適合品の是正処置
・是正処置の効果確認
3.不適合品の発生を完全に防ぐ事は難しいですが、再発
防止を徹底しましょう。