品質管理はデータに始まり、データで終わります。

1. 品質コストとは

（解説）
　1.品質コストについて、説明して行きます。
　2.品質コストは、製造コスト（材料費、労務費、経費）の
　　中で品質に関わる部分です。
　3.品質コストには、予防コスト、評価コスト、内部失敗
　　コスト、外部失敗コストが有ります。
　4.品質コストを下げれば製造コストも下がり、企業の利益
　　が向上します。
　5.予防コストと評価コストはある程度必要ですが、内部
　　失敗コストと外部失敗コストは可能な限り削減する必要
　　が有ります。

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2. 予防コスト

（解説）
　1.予防コストについて、説明して行きます。
　2.予防コストは、製品品質をある一定レベルに保つために
　　必要なコストです。
　3.予防コストに関するプロセスは、下記の通りです。
　　・品質管理
　　・工程管理
　　・点検校正
　　・設備保全
　　・教育訓練
　4.予防コストは必要ですが、最小限を目指しましょう。

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3. 評価コスト

（解説）
　1.評価コストについて、説明して行きます。
　2.評価コストは、製品品質を評価するために必要なコスト
　　です。
　3.評価コストに関するプロセスは、下記の通りです。
　　・受入検査
　　・工程内検査
　　・出荷検査
　　・手直し品検査
　　・長期在庫検査
　4.評価コストは必要ですが、過剰にするのは禁物です。

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4. 内部失敗コスト

（解説）
　1.内部失敗コストについて、説明して行きます。
　2.内部失敗コストは、社内で失敗した時に発生するコスト
　　です。
　3.内部失敗コストに関するプロセスは、下記の通りです。
　　・不良品処理
　　・製造トラブル
　　・設備トラブル
　　・設計トラブル
　　・機会損失
　4.内部失敗コストは、ゼロを目指して行きましょう。

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5. 外部失敗コスト

（解説）
　1.外部失敗コストについて、説明して行きます。
　2.外部失敗コストは、社外で失敗した時に発生するコスト
　　です。
　3.外部失敗コストに関するプロセスは、下記の通りです。
　　・苦情処理
　　・リコール
　　・信頼損失
　　・物流トラブル
　4.外部失敗コストは顧客に関係するものです。リコールは
　　企業の経営が傾く可能性も有ります。

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6. 製品品質と品質コスト

（解説）
　1.製品品質と品質コストについて、説明して行きます。
　2.製品品質と品質コストには、左図の関係が有ります。
　　製品品質を上げると失敗コストは下がりますが、予防
　　評価コストが上がってしまいます。
　4.製品品質、予防評価コスト、失敗コストのバランスを
　　良く考えてプロセスの内容を決める事が重要です。
　5.品質コストは、１回／半年又は１回／年の頻度で定期
　　的に算出して推移を見てみると傾向が分かります。
　6.主要製品だけでも良いですから、一度は品質コストを
　　算出すると、従業員の品質意識が向上すると思います。

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