(解説)
1.検査治具について、説明して行きます。
2.検査治具は、測定器で測るのが困難な場合や測定の
迅速化の為に使用されます。
3.治具は冶具とも表記され、JIG(英語)の当て字
です。
4.代表的な検査治具は、下記の4種類です。
・寸法用の検査治具
・角度用の検査治具
・形状用の検査治具
・嵌合用の検査治具
(解説)
1.寸法用の検査治具について、説明して行きます。
2.寸法用の検査治具は、ノギス、ハイトゲージ、
デプスゲージ等で測るのが困難な場合や測定の迅速
化の為に使用されます。
3.製品の寸法には必ず寸法公差が有ります。
例えば、10±1mm(9〜11mm)の場合は、
寸法公差は2mmです。
4.上記の場合、下記の規格値となります。
最大許容寸法=11mm
最小許容寸法= 9mm
(解説)
1.角度用の検査治具について、説明して行きます。
2.角度用の検査治具は、分度器や角度計等で測るのが
困難な場合や測定の迅速化の為に使用されます。
3.製品の角度には必ず角度公差が有ります。
例えば、45±1°(44〜46°)の場合は、角度
公差は2°です。
4.上記の場合、下記の規格値となります。
最大許容角度=46°
最小許容角度=44°
(解説)
1.形状用の検査治具について、説明して行きます。
2.形状用の検査治具は、測定器で測るのが困難な場合
や測定の迅速化の為に使用されます。
3.製品の形状を全て測る事は、大変な手間と時間が
掛かります。
4.特に、製品に曲線が有る場合は、高価な測定器が
必要になる場合が有ります。
(解説)
1.嵌合用の検査治具について、説明して行きます。
2.嵌合用の検査治具は、ノギス等で測るのが困難な
場合や測定の迅速化の為に使用されます。
3.製品の嵌合はユルイかキツイで判定するのが理想的
ですが、官能検査の為に正しい判定が難しいです。
4.製品の内側に部品を組み合わせる事例(パイプと
オス型エルボ等)で、説明して行きます。