(解説)
1.異常判定ルールについて、説明して行きます。
2.管理図では、8つの異常判定ルールを使用して、
工程の異常を判断します。
3.まず管理図に、補助線(±1σ、±2σ、±3σ)を
追記します。
4.そして、下記の様に3つの領域を作成します。
・領域A: +2σ〜UCL、 LCL〜−2σ
・領域B: +1σ〜+2σ、 −2σ〜−1σ
・領域C: CL〜+1σ 、 −1σ〜CL
5.上記の領域等を基準にして、異常判定を行います。
(解説)
1.異常判定ルール1について、説明して行きます。
2.ルール1: 1点が管理限界線を超えている。
(1点が、領域Aを超えている)
3.上方管理限界線(UCL)、下方管理限界線
(LCL)を超えている場合となります。
(解説)
1.異常判定ルール2について、説明して行きます。
2.ルール2: 連が現れる。(7連)、(9連)
3.旧JISは7点、新JISでは9点とルールが変更
になっています。
(解説)
1.異常判定ルール3について、説明して行きます。
2.ルール3: 上昇傾向、下降傾向が現れる。
(6点連続)
3.連続して上昇又は下降している場合です。
(解説)
1.異常判定ルール4について、説明して行きます。
2.ルール4: 交互に上下する点が現れる。
(14点連続)
3.連続して上下している場合です。
(解説)
1.異常判定ルール5について、説明して行きます。
2.ルール5: 管理限界線に接近する点が、しばしば
現れる。
(3点中2点が、領域Aに有る)
3.上方管理限界線(UCL)、下方管理限界線
(LCL)に、しばしば接近する場合です。
(解説)
1.異常判定ルール6について、説明して行きます。
2.ルール6: 領域B又はそれを超えた領域に点が
集まる。
(5点中4点が、領域B又はそれ以上
に有る)
3.複数の点が、±1σ以上になる場合です。
(解説)
1.異常判定ルール7について、説明して行きます。
2.ルール7: 中心線の近くに多くの点が集まる。
(15点連続で、領域Cに有る)
3.多くの点が、±1σ以内になる場合です。
(解説)
1.異常判定ルール8について、説明して行きます。
2.ルール8: 領域Cを超えた所に多くの点が
集まっている。
(8点連続で、領域Cを超えている)
3.多くの点が、±1σ以上になる場合です。