品質管理はデータに始まり、データで終わります。

1. 分散分析とは何か？

（解説）
　1.分散分析について、説明して行きます。
　2.分散分析は、英文ではanalysis of varianceと
　　表記し、略称はＡＮＯＶＡです。
　　・和文：　分散分析
　　・英文：　analysis of variance
　　・略称：　ＡＮＯＶＡ
　3.統計学者のロナルド・フィッシャーによって基本
　　手法が確立されました。
　4.データの全変動を、要因変動、交互作用変動、
　　誤差変動に分け、要因の効果を調べる手法です。

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2. 分散分析の概要

（解説）
　1.分散分析の概要について、説明して行きます。
　2.以下、「要因が２つ、繰り返しあり（ｎ≧２）」の
　　例で記載します。
　3.得られたデータには、下記の４つの変動が含まれ
　　ており、一見しただけでは分かりません。
　　・要因Ａ
　　・要因Ｂ
　　・交互作用Ａ×Ｂ
　　・誤差ｅ

4.そこで、全変動を各変動（平方和Ｓ）に分解します。
　・Ｓ_Ｔ　→　Ｓ_ＡＢ＋Ｓ_ｅ　→　Ｓ_Ａ＋Ｓ_Ｂ＋Ｓ_Ａ×B＋Ｓ_ｅ
5.更に、平方和Ｓから分散Ｖを算出し、Ｆ検定により効果を調べます。
6.これにより、どの変動が大きいのかが判明します。

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3. 分散分析とＦ検定の関係

（解説）
　1.分散分析とＦ検定の関係について、説明して行き
　　ます。
　2.分散を調べる手法には、Ｆ検定も有ります。分散
　　分析とＦ検定の違いは、下記の通りです。
　3.分散分析は、以下の様に使用できます。
　　・要因：１つ以上
　　・事例：温度Ａ、圧力Ｂ・・・
　4.Ｆ検定は、以下の様に使用できます。
　　・要因：１つ
　　・事例：温度Ａ

5.分散分析は、Ｆ検定を利用しており、複数の要因を同時に解析できます。

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