(解説)
1.分散分析の計算方法について、説明して行きます。
2.ここでは、二元配置分散分析(n≧2)の事例を
用います。
3.二元配置分散分析(n≧2)の場合、以下の計算が
必要となります。
・繰り返しデータの合計: TAiBj
・修正項 : CT
・総平方和 : ST
・要因A変動 : SA
・要因B変動 : SB
(解説)
1.繰り返しデータの合計TAiBjについて、説明
して行きます。
2.分散分析の計算を行うには、個々の測定データを
加工する必要が有ります。
3.左図の左下の表が個々の測定データです。
・下記の様に、A1B1の条件で2個の繰り返し
データが有ります。
・A1B1(n=1): 3.50
・A1B1(n=2): 3.67
(解説)
1.修正項CTの計算方法について、説明します。
2.修正項CT(Correction Term)は、平均値に対する
変動です。
3.要因、組合せ効果、交互作用を計算する為には、
修正項CTが必要となります。
4.修正項CTの計算方法は、以下の通りです。
・CT=(総計)2/(総データ数)=T2/N
・T: 総計
・N: 総データ数
(解説)
1.総平方和の計算方法について、説明して行きます。
2.総平方和は、全変動を表します。
3.総平方和の計算方法は、以下の通りです。
・ST=ΣΣΣxijk2−CT
・a: 要因Aの水準数
・b: 要因Bの水準数
・n: 繰り返し数
(解説)
1.要因A変動の計算方法について、説明します。
2.要因A変動は、要因Aが変化する事で起きる変動
です。
3.要因A変動の計算方法は、以下の通りです。
・SA=ΣTAi2/bn−CT
・a: 要因Aの水準数
・b: 要因Bの水準数
・n: 繰り返し数
(解説)
1.要因B変動の計算方法について、説明します。
2.要因B変動は、要因Bが変化する事で起きる変動
です。
3.要因B変動の計算方法は、以下の通りです。
・SB=ΣTBj2/an−CT
・a: 要因Aの水準数
・b: 要因Bの水準数
・n: 繰り返し数
(解説)
1.組合せ効果ABの計算方法について、説明します。
2.組合せ効果ABは、要因Aと要因Bが変化する事で
起きる変動です。
3.組合せ効果ABの計算方法は、以下の通りです。
・SAB=ΣΣTAiBj2/n−CT
・a: 要因Aの水準数
・b: 要因Bの水準数
・n: 繰り返し数
(解説)
1.交互作用A×Bの計算方法について、説明します。
2.交互作用A×Bは、要因Aと要因Bの変動の和
(SA+SB)で表せない変動です。
3.交互作用A×Bの計算方法は、以下の通りです。
・SA×B=SAB−SA−SB
(解説)
1.誤差eの計算方法について、説明して行きます。
2.誤差eは、同じ条件でデータを取った時の変動
です。
3.誤差eの計算方法は、以下の通りです。
・Se=ST−SA−SB−SA×B