(解説)
1.分散分析の分散分析表について、説明して行き
ます。
2.以下、二元配置分散分析表(要因が2つ、繰り返し
あり、n≧2)で記載します。
3.分散分析表には、下記の7項目が有ります。
・要因 ・F検定
・平方和S ・寄与率ρ(%)
・自由度f
・分散V
・分散比F0
(解説)
1.分散分析の要因について、説明して行きます。
2.要因には、以下の5項目が有ります。
・サンプル間A
・サンプル内B
・交互作用A×B
・誤差e
・計T
3.各要因の関係は、次の通りです。
・A+B+A×B+e=T
(解説)
1.分散分析の平方和Sについて、説明して行きます。
2.平方和Sは、偏差平方和Sとも呼ばれます。
3.偏差(測定値−平均値)を平方(2乗)して和
(合計)を求める事から、この用語となりました。
4.左図が計算式(要因Aの場合)ですが、計算を簡便
にする為に右側の式も良く使用されます。
(解説)
1.分散分析の自由度fについて、説明して行きます。
2.自由度fは、水準数−1となります。
3.計算式は、以下の通りです。(要因Aの場合)
・fA=a−1
4.上式で、aは要因Aの水準数です。
(解説)
1.分散分析の分散Vについて、説明して行きます。
2.分散Vは、平方和Sを自由度fで割ります。
3.計算式は、以下の通りです。(要因Aの場合)
・VA=SA/fA
4.分散は、バラツキの指標となります。
(解説)
1.分散分析の分散比Fについて、説明して行きます。
2.分散比Fは、要因分散を誤差分散で割ります。
3.計算式は、以下の通りです。(要因Aの場合)
・FA0=VA/Ve
4.分散比Fは、F検定に使用します。
(解説)
1.分散分析のF検定について、説明して行きます。
2.F検定は、要因の有意性が分かります。
3.左図が計算式(要因Aの場合)です。
4.左図で、fA、feは自由度、αは有意水準(危険
率)となります。
(解説)
1.分散分析の寄与率ρ(%)について、説明して行き
ます。
2.寄与率ρ(%)で、要因の影響度が分かります。
3.左図が計算式(要因Aの場合)です。
4.左図で、SA、STが平方和、fAが自由度、
Veが誤差分散となります。