(解説)
1.説明変数が質的変数について、説明して行きます。
2.説明変数が質的変数は、以下を検討します。
・データ
・オッズとオッズ比
・ロジット変換
・群分けした解析
・シンプソンのパラドックス
・データの取り方
(解説)
1.データについて、説明して行きます。
2.左表は、危険因子のCat(Catechol
amine)と心臓疾患を表に纏めたものです。
3.表の構成は、以下の通りです。
・Catのlow、high
・心臓疾患のyes、no
・リスク、リスク比
・オッズ、オッズ比
4.これは、Catが高いと心臓疾患が多いかを検討
する表です。
(解説)
1.オッズとオッズ比について、説明して行きます。
2.オッズとオッズ比は、リスクとリスク比より危険
因子の影響を正しく表せます。(リスクの上限が
1の為)
3.オッズとオッズ比を算出するには、lowと
highのリスクを求める必要が有ります。
・lowのリスク : pl=44/487=0.090
・highのリスク: ph=27/122=0.221
4.オッズとオッズ比は、左式の通りです。
5.オッズ比は、0〜∞の間の値を取ります。
(解説)
1.ロジット変換について、説明して行きます。
2.左式上部の様に、オッズ比の対数はオッズの対数の
差となります。
3.左式下部は、ロジット変換の式です。
4.ロジスティック回帰分析は、ロジット変換を使用
するので、この様な名称となりました。
(解説)
1.群分けした解析について、説明して行きます。
2.上記の調査では対象者の年齢も記録されていたので
、年齢で層別して追加解析を行いました。
3.年齢による層別は、以下の区分です。
・55歳未満
・55歳以上
4.結果は左表で、調整オッズ比が得られました。
5.調整オッズ比は、差の平均から指数関数で求め
ます。
6.調整オッズ比は、年齢階層の影響が除外されます。
(解説)
1.シンプソンのパラドックスについて、説明します。
2.左表は、下記のデータです。
・表3A 手術方法の比較データ
・表3B 癌の種類ごとの比較
3.手術方法だけで判断するとAの生存率が高いですが
、Aの場合は良性癌Cが多いです。
4.この例の様に、2つ原因が結果に影響している場合
は、1つの原因だけ見ていたのでは本質を見逃す
危険が有ります。
5.この関係をシンプソンのパラドックスと呼びます。
(解説)
1.データの取り方について、説明して行きます。
2.データの取り方は、以下の2つが有ります。
・前向き調査: 事象が起こる前の調査
・後向き調査: 事象が起きた後の調査
3.何れの方法を用いる場合でも、サンプルの選定に
偏りがあってはいけません。