(解説)
1.説明変数が量的変数について、説明して行きます。
2.説明変数が量的変数は、以下を検討します。
・データ
・単純な回帰分析による解析
・経験ロジット
・経験ロジットを用いた回帰分析
・逆ロジット変換
3.変数は、以下の通りです。
・目的変数: 質的変数
・説明変数: 量的変数
(解説)
1.データについて、説明して行きます。
2.左表は、衝撃強度を変化させた時の破壊比率を調査
した結果です。
3.表の構成は、以下の通りです。
・衝撃強度: s
・水準番号: x
・破壊数 : r
・非破壊数: n−r
・合計 : n
・比率 : p
(解説)
1.単純な回帰分析による解析について、説明して
行きます。
2.単純な回帰分析では、下記の回帰式となります。
・y=0.1122x−0.2063
3.上記の回帰式では、予測値が0〜1の範囲外になる
ので、好ましく有りません。
(解説)
1.経験ロジットについて、説明して行きます。
2.比率の回帰分析は、ロジット変換が有用です。
3.しかし、r=0又ははn(破壊無し、破壊全て)の
場合は、zが−∞又は+∞になります。
4.そこで、左式上部の様に修正します。
5.左式下部を経験ロジットと呼びます。
(解説)
1.経験ロジットを用いた回帰分析について、説明して
行きます。
2.左表は、データ、経験ロジットと推定値です。
3.表の構成は、以下の通りです。
・水準番号 : x
・破壊数 : r
・非破壊数 : n−r
・合計 : n
・比率 : p
・経験ロジット: z*
・z推定値 : z−hat
・p推定値 : p−hat
4.回帰式は、xとz*より求めます。
これは、ロジスティック回帰式と呼びます。
5.z−hatは、回帰式より計算します。
6.p−hatは、次項の逆ロジット変換より算出し
ます。
7.左図は、xとz*の散布図と回帰直線となります。
(解説)
1.逆ロジット変換について、説明して行きます。
2.左式は、ロジットzから比率pを求める式です。
3.この事を逆ロジット変換と言います。
4.左図は、xとpの散布図とロジスティック曲線と
なります。