(解説)
1.6変数の主成分分析1について、説明して行き
ます。
2.6変数の主成分分析1は、以下を検討します。
・データと基本統計量
・偏差値
・変数間の関係
・マクロによる解析
・マクロ出力1
・マクロ出力2
(解説)
1.データと基本統計量について、説明して行きます。
2.今回は運動能力を事例とし、下記の6変数を検討
します。
・横跳び
・垂直跳び
・背筋力
・握力
・50m走
・幅跳び
(解説)
1.偏差値について、説明して行きます。
2.単位が異なるデータを比較する時は、データを基準
化し偏差値で評価します。
3.基準化の方法は、以下の通りです。
・u=(x−xbar)/s
・u : 偏差値
・x : 測定値
・xbar: 平均値
・s : 標準偏差
(解説)
1.変数間の関係について、説明して行きます。
2.総合指数を求める為、6つの変数の相関係数を求め
ます。
3.以下の変数が、相関係数0.5以上でした。
・x3:背筋力 、x4:握力
・x5:50m走、x6:幅跳び
4.同じ跳びであるが、x1:横飛び、x2:垂直跳び
の相関係数は小さいです。
5.相関係数行列から2つの変数の関係を把握できるが
、6つの変数の相互関係は分かりません。
(解説)
1.マクロによる解析について、説明して行きます。
2.上記のデータをマクロを使って解析します。手順は
、以下の通りです。
・データ、変数名、サンプル名を入力する。
・サンプル名の上にサンプルの個数、その上に変数
の個数を入力する。
・変数の個数のセルをクリックして、マクロ「主成
分」を実行する。
3.結果は、左図の様に表示されます。
(解説)
1.マクロ出力1について、説明して行きます。
2.左下に、下記の項目が出力されます。
・各変数の基本統計量(平均値、標準偏差、歪度、
尖度)。
・各変数の相関係数行列。
3.歪度、尖度、相関係数の絶対値が大きい場合は、
文字の色が変わる様になっています。
(解説)
1.マクロ出力2について、説明して行きます。
2.右下に、下記の項目が出力されます。
・各変数の固有率、寄与率、累積寄与率。
・各変数の因子負荷量。
3.固有率が1以下の主成分は、その意味を説明する事
が難しいので、深く検討しない事が普通です。
4.第1主成分の因子負荷量は全て+で、その大きさは
比較的均等です。よって、この成分は体力、運動能
力の総合特性値と見る事ができます。