(解説)
1.主成分分析の適用例1について、説明します。
2.主成分分析の適用例1は、以下を検討します。
・解析1
・解析2
・変数の選び方
3.本ページのエクセルのマクロは、
財団法人 実務教育研究所の「エクセルによる
多変量解析実務講座」から紹介しています。
(解説)
1.解析1について、説明して行きます。
2.左表は、参議院選挙の結果を主成分分析した結果
です。
3.自由、さきがけ、二院クラブ、新社会の4党と諸派
は、平均得票率が小さく歪度尖度が極端に大きい
正の値をしてしています。
4.これは、少数の都道府県で高い得票率を得ている事
を予想させます。
5.また、ここには記載してないが、党首の出身県は
偏差値が高くなる傾向が有ります。
(解説)
1.解析2について、説明して行きます。
2.まず、歪度、尖度の大きい自由党、さきがけ、
二院クラブ、新社会党を諸派に纏めます。
3.次に第1主成分と第2主成分で、因子負荷量の
散布図を作成します。
・第1主成分: 保守・革新の軸
4.第1主成分は、正の領域に自民党と社民党、負の
領域に民主、共産、公明、中間に諸派となって
います。
(解説)
1.変数の選び方について、説明して行きます。
2.n×pの行列なら、どんなデータでも主成分分析が
適用可能です。
3.しかし、妥当な結果を得るには、変数の選び方に
十分な配慮が必要です。
4.ポイントは、以下の2つとなります。
・尺度を合わせる。
(例、+方向を良い指標とする)
・尺度を適切なものにする。
(例、相対値、絶対値を検討)