(解説)
1.共分散分析について、説明して行きます。
2.共分散分析は、以下の手順で実施します。
・制御できない因子の値を測定します。
・それを補助因子として取り扱います。
・制御できない因子の影響を補正します。
・誤差を小さくします。
3.以下、2つの会社の給与水準の比較を例に解説し
ます。
(解説)
1.データについて、説明して行きます。
2.左図に、A社、B社のデータを載せます。
3.年収の平均値の差は、10.8万円です。
4.p値=0.766となり、有意差なしとなります。
5.上記により、「A社、B社の年収差は無い」との
結論になりますが、正しいでしょうか?
(解説)
1.年齢と年収の関係について、説明して行きます。
2.上記の比較では、年齢が考慮されていません。
3.左図は年齢と年収の関係を示していますが、年齢が
上がると年収も増加します。
4.回帰式を求めると、下記の結果となります。
・A社: yhat=188.13+16.419x
・B社: yhat=202.22+13.903x
(解説)
1.傾斜を共通とする回帰直線について、説明します。
2.A社、B社に共通の傾斜を持った回帰直線を求め
ます。
3.以下の様に変数を当てはめて、回帰式を当てはめ
ます。
・年齢: x1 (量的変数)
・会社: c2 (質的変数)
4.左式が、得られた回帰式です。