(解説)
1.手作業による逐次選択について、説明します。
2.手作業に逐次選択は、コンピュータが発達して
いない時代に行われていました。
3.逐次選択の方法
・変数増加法、変数減少法で行います。
4.変数の個数
・本例では、4つの変数で説明します。
・変数: x1、x2、x3、x4
(解説)
1.1つ目の変数を増加について、説明して行きます。
2.最初は説明変数の数q=0で、この時の残差平方和
S0=126078となります。
3.次に1つ目の変数を増加した時の残差平方和を、
左式の様に計算します。
4.ここで、残差平方和が最小になるx2を回帰式に
取り込むかを検討します。
5.左式の様に、F値を算出します。F>2なので、
x2を回帰式に取り込みます。
(解説)
1.2つ目の変数を増加について、説明して行きます。
2.上記と同様に、2つ目の変数を増加した時の残差
平方和を、左式の様に計算します。
3.ここで、残差平方和が最小になるx1を回帰式に
取り込むかを検討します。
4.左式の様に、F値を算出します。F>2なので、
x1を回帰式に取り込みます。
(解説)
1.3つ目の変数を増加について、説明して行きます。
2.上記と同様に、3つ目の変数を増加した時の残差
平方和を、左式の様に計算します。
3.ここで、残差平方和が最小になるx4を回帰式に
取り込むかを検討します。
4.左式の様に、F値を算出します。F>2なので、
x4を回帰式に取り込みます。
(解説)
1.4つ目の変数を増加について、説明して行きます。
2.上記と同様に、4つ目の変数を増加した時の残差
平方和を、左式の様に計算します。
3.ここで、残差平方和が最小になるx3を回帰式に
取り込むかを検討します。
4.左式の様に、F値を算出します。F≦2なので、
x3を回帰式に取り込みません。
(解説)
1.3つ目の変数を減少について、説明して行きます。
2.最後に、3つ目の変数を減少した時の残差平方和を
、左式の様に計算します。
3.ここで、残差平方和が最小になるx4を回帰式から
取り除くかを検討します。
4.左式の様に、F値を算出します。F>2なので、
x4を回帰式から取り除きません。
5.回帰式の最終解は、以下の通りです。
・変数: x1、x2、x4
6.尚、本手法で最適解が見つかる保証は有りません。