Access2010、直近データを抽出する方法
Access2010は、手頃な価格で高機能のデータベースを簡単に作成できるソフトです。
Access2010にはオブジェクトとして、テーブル、クエリ、フォーム、レポート、マクロ、
モジュール(VBA)が有ります。
この中でクエリが特に重要で、テーブル操作、データ抽出、データ演算などを行います。
クエリでデータ抽出を実行するには、抽出条件を決める必要があります。
抽出条件は色々な関数も使用でき大変便利ですが、適切な関数を選択する事が重要となります。
以下、Access2010、直近データを抽出する方法を記載して行きます。
(項目1)
・クエリで期間を抽出条件に設定すると、その期間のデータが抽出が出来て大変便利です。
・抽出条件の期間は、固定にするかフォームから入力する必要が有ります。
(項目2)
・期間で抽出する場合、直近データが欲しい場合があります。
・例えば、過去1ヶ月間のデータから直近7日間のデータが必要な時です。
・この場合は、抽出条件の期間を今日から6日前に設定する必要が有りますが、いちいちフォームから
入力するには手間となります。
(項目3)
・上記の場合には、
SELECT TOP N *
FROM 構文が有用です。
・これはデータから上位N個を抽出する方法です。
(項目4)
・下記のテーブル(T_天候)で説明して行きます。
・このテーブルには、ID、日付、気温のデータが1ヶ月分有ります。
(項目5)
・クエリを作成してから、SQLビューを表示して下記の様に書き換えます。
・
SELECT TOP 7 *
FROM T_天候
ORDER BY 日付
DESC;
(項目6)
・クエリをデータシートビューに切り替えると、次に様に直近7日間のデータが表示できます。
(項目7)
・以上で、Access2010、直近データを抽出する方法は終了です。