パソコンの動作が不良、ボタン電池を新品に交換しても効果が無い原因
パソコンは非常に便利な道具ですが、動作が不良になると原因が不明の場合が多く、対策が打てない場合が多々
有ります。パソコンは、ある程度の性能は必要ですが、それ以上に安定性が重要と思っています。
パソコンの安定性を確保するには、マザーボードに使用されているボタン電池の電圧が重要となります。
通常、ボタン電池の寿命は3〜5年(又はそれ以上)とされていますが、使用環境によっては寿命が短くなる場合
も有ります。発生したパソコンは、下記の状況で使用していました。
OS : Windows7(64bit)
マザーボード : MSI社製P55−SD50(P55−CD53のOEM品)
以下、パソコンの動作が不良、ボタン電池を新品に交換しても効果が無い原因と対策を記載して行きます。
(項目1)
・パソコンの動作が不安定になった為、マザーボードのボタン電池を交換する事にしました。
・ボタン電池は、下図の様にマザーボードに取り付けられています。
(取り外し前) (取り外し後)
・ボタン電池は、CR2032が使用されていました。
(+電極面) (−電極面)
(項目2)
・ボタン電池を新品に交換してパソコンを起動しましたが、パソコンの動作が安定しませんでした。
・ボタン電池を触ると少しグラグラする感じがして、接触不良の可能性が有ると思いました。
・そこで、インターネットで「パソコン+ボタン電池+接触不良」で検索すると、
新品のボタン・コイン電池に交換したが機器が正常に動作しない場合の要因は? が見つかりました。
上記の情報によると、ボタン電池の接触不良の原因は、下記の2つが有るとの事でした。
接点の汚れ
機器の電極の変形
(項目3)
・まず
接点の汚れについて、対策を行いました。
・ボタン電池が接触する箇所をウェットティッシュで掃除しました。これで、埃や油汚れ等が除去できたと
思います。
(掃除前) (掃除後)
(項目4)
・次に
機器の電極の変形について、対策を行いました。
・電極はバネになっており、このバネを上の方に数mm持ち上げました。
・ボタン電池を触ると、グラグラした感じが少なくなった様です。
(持ち上げ前) (持ち上げ後)
(項目5)
・上記の対策を行った後にパソコンを起動した所、パソコンの動作が安定しました。
・
ボタン電池を新品に交換しても効果が無い原因は、ボタン電池の接触不良と判明しました。
(項目6)
・以上で、パソコンの動作が不良、ボタン電池を新品に交換しても効果が無い原因と対策は終了です。