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株式の説明explanation of stock


(目次)
 2.1 株式とは
 2.2 株式会社
 2.3 株主権
 2.4 株式投資の利点
 2.5 株式の分類
 2.6 上場株式と非上場株式
 2.7 証券会社
 2.8 必要な3つの余裕

2.1 株式とは


・企業が事業を行う為には、資金が必要です。
 資金を調達する手段は、銀行から借り入れる方法と株式を発行する方法があります。

・銀行から借り入れる方法
 有利子負債となります。
 有利子負債には返済期限があり、利子も払う必要があります。

・株式を発行する方法
 株式は、株式会社しか発行できません。
 返済義務は有りません。
 当期利益から株主に対し配当金を支払います。

・株式とは、投資家が企業に出資した時に、企業が投資家に発行する証明書のことです。
 株式を所有している投資家を株主と呼びます。

     出 資            株 式            配当金
 投資家  →  企 業    企 業  →  投資家    企 業  →  投資家


2.2 株式会社


・株式会社とは、株式を発行している会社の事です。
 大企業の殆どが株式会社です。

・株式会社は株式を発行できるので、資金調達の面で有利です。

・出資者の責任が有限と言う利点も有ります。
 これは会社が倒産しても、経営者の財産は守れます。


2.3 株主権


・株式を購入して株主名簿に登録されると、株主になれます。
 株主には、3つの権利が有ります。

・議決権
 企業の株主総会に出席することができます。
 株主総会に出席して議決権を行使することで、間接的に企業経営に参加できます。

・利益配当請求権
 配当金は株主総会で決定されます。
 株主は保有している株式数に応じて、配当金を受け取る事ができます。

・残余財産分配請求権
 企業が倒産した場合には、株式数に応じて残った財産の分配金を受け取れる権利が有ります。
 残った財産が無い場合は受け取れません。この場合は、株式は紙切れとなります。


2.4 株式投資の利点


・株式投資の利点は、4つ有ります。

・売却益
 株価は常に変動しており、安い時に買って高い時に売れば利益が出ます。
 株価100円で買って110円で売れば、10%の利益が得られます。(実際には手数料と税金がかかります。)
 今日100万円買って明日全部売れば、1日で10万円の利益となります。短期間での利益が狙えます。

・配当金
 配当金とは、企業が当期利益を株主に配分するものです。株式数に応じて、配当金を受け取れます。
 配当される回数は、企業によって違います。1回/年と2回/年が有ります。
 当期利益が無い場合は、配当金は有りません。株式用語では無配と呼びます。
 配当利回りは数%程度ですが、長期運用すれば複利の効果で利益が増加して行きます。

・株式分割
 株式分割とは、持っている株式数に応じて、新たに株式を配分するものです。
 新たな投資は必要有りません。いわゆる、棚から牡丹餅です。
 いつ株式分割が行われるか分かりませんし、行われないかも知れません。

・株主優待
 株主優待とは、企業が株主に対し感謝の気持ちを込めて、色々なサービスを提供するものです。
 商品の優待割引券、自社製品の割引販売など多種多様です。
 全ての企業が株主優待を実施している分けでは有りません。


2.5 株式の分類


・取引形態による分類
 上場株式  : 証券取引所に上場している株式、証券取引所で売買が可能です。
 非上場株式 : 証券取引所に上場してない株式、一般の投資家は売買できません。

・流通場所による分類
 国内株式  : 日本
 海外株式  : 外国(アメリカ、ヨーロッパ、中国など)

・権利内容による分類
 普通株   : 株主の権利に制限のない標準的な株式、通常売買されている株式です。
 優先株   : 普通株に比べて、優先的に利益配当や残余財産のある株式です。
 劣後株   : 普通株に比べて、劣後的に利益配当や残余財産のある株式です。

・証券取引所による分類
 東証一部上場: 日本の株式市場の大半を占める代表的な株式市場です。多くの大企業が上場しています。
 東証二部上場: 東証一部上場より、上場基準が甘くなっています。
 ジャスダック: 大阪証券取引所が運営しています。東証や大証に次ぐ規模で、新興企業向けの株式市場です。
 東証マザーズ: 東京証券取引所が運営しています。ベンチャー企業向けの株式市場です。
 その他   : 大証、名証、福証、札証など。


2.6 上場株式と非上場株式


・上場株式
 東証一部上場、東証二部上場、ジャスダック、東証マザーズなどに上場している株式です。
 約4000社の企業が上場しており、一般の投資家が株式を売買できます。

・非上場株式
 上場していない企業の株式です。
 流通市場に無いので、一般の投資家は株式を売買できません。

・証券コード
 上場株式には4桁の証券コードが割り当てられます。
 上2桁が業種、下2桁が企業を示します。

 1300番台: 水産・農林
 1500番台: 鉱業
 1600番代: 鉱業(石油、ガス開発)
 1700番台: 建設
 1800番台: 建設
 1900番台: 建設
 2000番台: 食品
 3000番台: 繊維・紙
 4000番台: 化学・薬品
 5000番台: 資源・素材
 6000番台: 機械・電機
 7000番台: 自動車・輸送機
 8000番台: 金融・商業・不動産
 9000番台: 運輸・通信・電気・ガス・サービス

 例)7203 トヨタ自動車


2.7 証券会社


・三大証券
 野村証券、大和証券、日興コーディアル証券が三大証券と呼ばれています。
 その他に、都市銀行や地方銀行の証券会社も有ります。

・委託売買業務(流通市場)
 投資家の売買を証券取引所に取り次ぐ業務です。
 投資家が株式を売買するには、証券会社に口座を作る必要が有ります。

・自己売買業務(流通市場)
 自己資金で株式を売買する業務です。

・引き受け業務(発行市場)
 企業が新たに発行する株式を買い取り、投資家に売る業務です。

・募集売出業務(発行市場)
 企業が新たに発行する株式を、投資家に宣伝する業務です。


2.8 必要な3つの余裕


・株式投資には、3つの余裕が必要です。

・資金の余裕
 余裕資金で株式投資を行う必要があります。生活に必要な資金を投資するのは、大変危険です。
 株式投資は多大の利益を上げる事が可能ですが、反面多大な損失を被る事もありえます。

・時間の余裕
 株式投資を行うには、情報収集、情報解析、銘柄選定、株価調査、売買時期など、色々な事項で時間が必要と
 なります。腰を据えて株式投資を行うには、時間に余裕が有ることが必要です。

・心の余裕
 株価は日々変化します。1年を通して見ると、急激に上がる場合や急激に下がる場合も有ります。
 株式投資には、焦りは禁物です。長期保有や配当狙いなどの投資戦略を用いて、心に余裕を持ちましょう。


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